鉢の木のこころ
鉢の木のこころ 写真中国明朝時代の名著『菜根譚』にうたわれている「淡中趣独真也」(あっさりしたものに良さがある)をただただ愚直に貫き、鉢の木では、どんなに小さなご進物でも情操豊かな深い意味合いを持たせたいと願って和菓子を作り続けてまりました。
謡曲「鉢の木」にあるように、秘蔵の盆栽・梅松桜を焚いて吹雪の夜に訪れた最明寺入道をもたなした佐野源紗左衛門常世のような暖かい接待のこころを、現代の多くの人の人たちが理解し感じ合うことができましたなら、どんなにか人生が明るく楽しいものとなることでしょう。私どもは、いつまでも変らないおもてなしの心を手作りの和菓子にこめて、みなさまにお届けしたいと願っております。
和菓子処 寂庵 鉢の木